ボーイ隊長です。
ボーイ隊への上進・入隊おめでとうございます。
ここでは、上進・入隊に向けて、ボーイ隊のセレモニー内で覚えておきたいことを記載していきますので、よく確認して上進・入隊式に臨んでください。
覚えてほしいのは、下記です。
- スカウトサイン・スカウトの敬礼・スカウトの握手
- 身振り信号
- スカウトのちかいとおきて
です。
では、1つずつ解説していきます。
スカウトサイン・スカウトの敬礼・スカウトの握手
(本内容は、スカウトハンドブックのP.13に掲載されています)
▼スカウトサイン
スカウトサインは、世界各国のボーイスカウトに共通のサインになります。
↓のポーズです。
(画像引用元:ボーイスカウト日本連盟「基本動作・礼式の基準」)
- 右手で三本指を作る
- 腕は横に肩と水平に上げる
- 肘を90度に曲げて「まっすぐ」に伸ばす
ここで重要なのが、3つ目の肘をまっすぐに伸ばすという点です。
これがしっかりできないと、非常に格好悪いですので、家の鏡の前でしっかり練習してください。
スカウトサインは、後述のちかいやおきてを唱和する際に行います。
スカウトサインや敬礼の3本の指(三指)は、ボーイスカウトの「ちかい」三カ条を示すもので、
スカウトサインにおいては、
- 自身がボーイスカウトであることを示す
- 3つのちかいを、いついかなるときも忘れずに実行する
という意味を持っています。
▼スカウトの敬礼
スカウトの敬礼は、敬意を表すもので国旗のセレモニーやスカウト同士の挨拶として使われます。
スカウトサイン同様、世界各国のボーイスカウトで共通です。
↓のポーズです。
(画像引用元:ボーイスカウト日本連盟「基本動作・礼式の基準」)
- 姿勢を正して、右手で三指を作ります
- 人差し指と中指の間を、右目の右上と帽子のひさしとの交点付近になるように
- 手のひらをやや外側に向け、快活にあげます
- 肘をほぼ肩と水平になるように横に張り、
- 手の上げ下ろしは最短距離をとおるようにします。
ここで重要なのが、3つ目の手のひらをやや外側に向ける点と、肘を肩と水平にする点、手の上げ下ろしを最短距離にする点です。
これができると、てきぱきとした格好いい敬礼になり、見栄えが良いです。
隊活動のなかでも、挨拶や報告など利用頻度が高いので、格好いい敬礼を目指してください。
▼スカウトの握手
スカウトの挨拶は、スカウト仲間が親しみの気持ちを込めて行う挨拶になります。
スカウトサイン同様、世界各国のボーイスカウトで共通です。
↓の順に握手します。
(画像引用元:ボーイスカウト日本連盟「基本動作・礼式の基準」)
- 左手の親指と人差し指の間と、薬指と小指の間を開け
- 他の指を揃え
- お互いの手を組み合わせます
ボーイスカウトならではの握手なので、実際にやって覚えてください(笑)
以上、スカウトサイン、スカウトの敬礼、スカウトの挨拶になります。
身振り信号
(本内容は、スカウトハンドブックのP.30に掲載されています)
カブ隊でも利用していたかもしれませんが、ボーイ隊でよく利用する身振り信号を紹介します。
▼休め、気をつけ
整列時に利用します。
↓気をつけ
↓休め
(画像引用元:ボーイスカウト日本連盟「基本動作・礼式の基準」)
〇気をつけ
- 右腕、ひじ、手のひらをやや外側に出し、
- その位置から手のひらを左方に向け、ひじを曲げて
- 人差し指の先を胸の第2ボタン前約15センチに力強く持ってくる
〇休め
- 気をつけの胸の位置から
- 気をつけの起点の位置におろす
▼U字形集合、縦隊集合
集合時の整列の様式を表します。
↓U字形集合
↓縦隊集合
U字は朝礼やセレモニーといった際に良く使います。
縦隊は隊活動開始時の集合や基本的な集合で良く使います。
このほか、笛をつかった合図などもありますので、隊活動の中で覚えていってください。
以上、身振り信号になります。
スカウトのちかいとおきて
(本内容は、スカウトハンドブックのP.14~P.17に掲載されています)
上進・入隊式では、「ちかいの式」というものがあり、ボーイ隊に入るために「ちかい」を唱和してもらいます。(本来はおきても唱和しますが、久喜団では割愛。心のなかで唱和してください。)
意味などについては、初級章の中で「ちかいとおきてが言える。そのうえで隊長と話し合う」という項目がありますので、そちらで隊長自身の考えなどを教えます。
※基本的な概念については、スカウトハンドブックに記載されていますので、そちらをお読みください
ボーイスカウトのちかいとおきては、下記の通りです。
私(わたくし)は、名誉にかけて、次の三条の実行をちかいます。
一.神(仏)と国とに誠を尽くしおきてを守ります
一.いつも他の人々をたすけます
一.からだを強くし心をすこやかに徳を養います
1.スカウトは誠実である
2.スカウトは友情にあつい
3.スカウトは礼儀正しい
4.スカウトは親切である
5.スカウトは快活である
6.スカウトは質素である
7.スカウトは勇敢である
8.スカウトは感謝の心をもつ
ちかいの唱和は前文(私は、名誉にかけて~)から唱和します。
「一.」も「ひとつ」と唱和します。(全部で3回言います)
1つ目の「神(仏)」については、自身の信仰に合わせたものを唱和します。
神教であれば、「神と国とに誠をつくし~」、仏教なら「鳩家と国とに誠をつくし~」となります。
日本人は宗教に対して思い入れが薄いので、基本的には「神と国とに~」で構いません。
※もちろん「うちは〇教だ!」と強い関心があれば、それに合ったものを唱和ください
ちかいとおきての実践というのは、自身の生涯を通してのものになりますので、入った当初は単純に言えるということの優先で構いません。
隊活動を通して、ちかいとおきてのがどういう意味を持っているのか徐々に考え、自分はどのように実践していくかを意識できるようになると素晴らしいと思います。
以上、スカウトのちかいとおきてになります。
上進・入隊式でお待ちしてます
いろいろと小難しいこともあったと思いますが、大丈夫です。ほとんどは隊集会の中で実際に行動していくことで覚えていきます。
「ちかい」については、意味はわからずとも、「わたくしは、名誉にかけて~」から、「徳を養います」までをスラスラ言えるように練習してきてください。
※上進・入隊式前にチェックします!
それでは、上進・入隊式で会いましょう。
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